インドで長距離バスに乗りました。
旅が最後の方でしたので、
自分がどこにいるのやら、どこに向かっているのやら、
あんまり深く考えていなかった時期です。
まずバスに乗り込むと...
というかバスに乗れないんです!
定員50名くらいのバスなんですが、
きっと100名くらい乗ってる!
窓から子供のおしりがつきだしてるし...
長距離バスですよ。
ちょっと隣町まで買い物といった感じではありません。
バスが停車して扉が開いた瞬間、
おばさんが転げ落ちてきたんです!
しかし私も負けていられません!
おばさんの背中を優しく押しながら、
一緒にバスに乗り込んだんです。
バスの料金の支払いは日本でもいろんな
方法があるからややこしいですね。
インドのバス料金の支払い方法?
もうそんな事をガイドブックで調べる
気持ちなんて全くありません。
とにかくバスに乗ればなんとかる!
インドはこれでいける!
というか世界はこれでいけるのだ!
イケイケの状態でした。
それでもインドはあなどれません。
そんな私でも、やっぱり驚いた事があったんです!
車内は満員です。
少しイメージしてくださいね。
普通バスの運転手の左側に
シフトレバーがありますよね?
インドも右ハンドルの国なので運転座席は右。
そしてシフトレバーは運転手の左側。
そしてそのバスでは、
そのシフトレバーを股にはさんで、
進行方向から90度右に、つまり運転手に向かって座っている
じっさま がいたんです。
ものすごく威厳のある長老のような じっさま。
イメージできるでしょうか?
運転手はとても運転しづらい状況なのに、
平気な顔をして運転しているんです。
じっさまの股間から突き出したシフトレバーを
平然と握って運転してる。
嘘ではありません本当の話です。
話がそれます。
日本の道はアスファルトを敷き詰めて
整備されている所が多いです。
というか、
私はアスファルトの上しか車で走った事がありませんでした。
インドのバスは土の上を走るんです。
ものすごく、でこぼこした道の上を何時間も走るんです。
でこぼこ道ですから、
バスは時速40kmくらいしか出せません。
それでも水たまりの上をバスが通ると
バスは大きくバウンドするんです。
それに連れて例の長老も上へ飛ぶんです。
顔色ひとつかえずに威厳を保ったまま。
もうおかしくておかしくて。
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そうこうしてる間に人をかきわけて車掌が来ました。
何やら話しかけてくるけれど言葉がさっぱり分かりません。
きっと行き先を聞いているんだろうと見当をつけて、
行きたい町の名前を告げると、
「#д@ !」
多分料金の事を言ってるのだと思います。
何を言ってるのか全く分からない。
こんな時どうするか。
私の経験で言えばインド人の3人に1人くらいは英語が話せます。
そして、
日本語や英語を使って話しかけてくる
ビジネス目当てのインド人は胡散臭いですが、
ほとんどのインド人はものすごくシャイで親切なんです。
これが分かるまで時間がかかりました。
インド人はみんな厚顔無恥で、
ヒトの金を狙っているやつばかりだと思っている時期は大変でした。
しかし、それはインドの上っ面。
ほとんどのインド人はとても親切です。
さてどうするか、
「誰か英語を話せる人はいませんか!」
って叫ぶんです。
そうすれば誰かが通訳をしてくれます。
これは私が学んだインドを旅する術。
ガイドブックなんかには書いていない大切な事。
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でもね、
私はどうやらホモに好かれるらしく、
後ろに立っていたナイキのヘッドバンドをした
じっさまに3時間お尻をなでまわされる羽目になったのです。
このナイキ野郎もしきりに話しかけてくるんです。
「#д@ !」
助けを呼ぶ勇気はなかった TT
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