バクシーシ

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バクシーシ。

インドに行けば一日にこの言葉を何度かけられることか...

日本語に訳せば
 
 
 「お恵みを」
 
 
となるのでしょうが、少しニュアンスが違います。

"バクシーシ"とは施す側が施すことによって得をつめるとされているので、
もらう側はお礼なんて言いません。

こちらがお恵みをさせていただくのです。

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日本でこのことは調べてありました。
 
 
そしてインドに着いたら、
 
 
 必ずNOでかわすんだ!
 
 
という決心もしていました。

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  ・

さて、インド初日目のお話です。

カルカッタ空港に着いてタクシーに向かって歩いていたら、
3歳くらいの少女が寄ってきていきなり私の足にキス。
 
 
  「バクシーシ」
 
 
本当にいきなりでした。

一瞬で日本での決意なんてどこかへ飛んでいったのです。
インドに着いたばかりなので小銭なんて持ってなかった。
 
 
 「お札でいいかな?」
 
 
なんて財布をポケットから出したら、
知らぬ間に数十人の子供たちに取り囲まれていました。
 
 
 上着をひったくろうとする子供。
 
 
 ポケットに手を入れてくる子供。
 
 
怖かったです。

現地のタクシーの運転手が追っ払ってくれなかったら、
一体どうなっていたか...

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   ・

私はインドのカ-スト制度についてあまり詳しく知りません。
しかし彼らは一生
 
 
 「バクシーシ」
 
 
でしか生活できない身分なのだそうです。
彼らに職業選択の自由などないのだそうです。

インドに着いて、たった10分で
いろんな事を考えさせられた一件でした。

   ・
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   ・

そして10分後には
そのタクシーの運転手と喧嘩をせねばならない
羽目になるのですが...
 
 
インドでは日本人が町を一人でゆっくり歩く事は非常に困難です。

日本人は
 
 
 世界一優しくて、
 
 
 そして裕福で、
 
 
 何よりも NOと言えない民族
 
 
だと言うことが世界中で知られているのですから、
彼らはドンドン話しかけてきます。

 
 「ハロー!フレンド!」
 

五分も話せば、ガイド料をよこせと言ってくる。
最初は頭に来ましたが、彼らは本気でビジネスをしているのです。
 
 
そしてNOと言えない日本人はお金を払う。
 
 
インドが生理的に嫌いなヒトは、
こういうシーンで嫌いになってしまうのでしょう。
 
 
海外で何かを断るコツを少しご披露します。
それは、英語で話さず日本語で断ること。
 
 
   「いらない!」
 
 
コミュニケーションは言葉ではないんでしょうね、
こちらの感情は口調や表情で十分相手に伝わります。

私はインドに慣れてきた時期に、
 
 
  「お前ら、たいがいにせえよ!」
 
 
って、集まってきた人力車の車夫を
日本語で一喝した事があります。

そしてその後、
 
 
  「誰が一番安いねん!」
 
 
って言ってから日本語で笑ったら、奴らもつられて大笑い。
意味も分からんくせに笑いよったんです。

その頃からインドが大好きになっていました。
 
 
というか、
  
  
  人間が大好きになっていたんです。
 
 
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日本人があいまいな笑いを浮かべて
 
 
  ノーサンキュ~
 
 
相手に自分の感情は絶対に伝わりません。
また、無理して怒る必要もありません。
 
ただ自分の国の言葉で
 
 
  「いらんよ!」
 
 
って言えば済むのです。
 
 
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このページは、ikuが2008年2月12日 17:54に書いたブログ記事です。

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