「深い河」という本があります
バナラシに着けば読もう! って決めていたんです。
インド・ツアーに参加する人々から物語は始まります。
磯辺は中年のサラリーマン。
彼は妻を失い、その臨終の言葉から
妻が再生してほしいという願いにとり憑かれています。
無論、彼は妻の死を受け人れていますが、
それを納得することができないでいます。
妻の臨終の言葉。
「必ず生まれ変わるから、私を探して...」
インドのある場所に生まれ変わったという妻を求めて、
彼はインドのバナラシへのツアーに参加します。
偶然妻の臨終を看取ってくれた女性、
成瀬美津子に巡り会う。
遠藤周作先生の代表作の一つです。
内容について後は詳しくは書きませんが、
この本を読んでインドにあこがれた方は多いです。
私はバナラシのホテルで、
暗い明かりを頼りに一晩で一気にこの本を読んでしまいました。
本を読み終えた時窓からガンジスの朝焼けを見たんです。
徹夜したせいもあるのでしょうが、
ものすごく気分は"ハイ"でした。
そして、思った事。
「そこに描かれた *** に行きたい!」
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一時間くらいでしょうか少しうとうとしていたんです。
するとホテルの窓の下で叫ぶ声がする。
「フク!起きろ!」
「フク!ボートに乗ろう!」
ディパックが来た!
朝食を一緒に食べながら、
「ディパック *** 知ってるか?」 私
「知ってる」 ディパック
「そこに案内してくれ!」 私
「そこは遠いよ!」 ディパック
「ボートなら時間かかるから
車をチャーターしなくちゃいけない」
そして彼の要求した交通費が
10000ルピー(3万円)
インドの相場で30万円。
***に行けるなら、
自分の目で「深い河」に描かれた、
***を見れるならお金は惜しくない。
しかしディパックの話が本当か嘘か...
そしてどうしてそんなに高い交通費がいるのか。
う~ん。
ここは思案のしどころでした。
そして私の結論。
インターネットカフェで情報検索。
今世界はどこでも
同じ状況なのではないでしょうか。
どこに行ってもネットカフェがある。
そこには世界中を旅する若者が、
インターネットを通じて
"英語"で母国とコミュニケーションを取っている。
バナラシにあるネットカフェに飛び込み、
30分20ルピー(60円)でパソコンの前に座る。
しかし!
なんと日本語が入力できないではないか!
すみません、ここから少し専門用語が出ます(笑)
それじゃFEPを組み込んじゃうか...
えーと、マイコンピュータを操作してっと、
しかし英語のマニュアルは本当に分かりづらい...
すると後ろから店番の若者がブツブツ何か言ってる。
少し小太りのオタク青年。
彼らの態度は不思議に全世界共通です。
モジモジしながらうつ向いて小声で話します。
私の目は絶対に見ません。
「システムを勝手に変えると困るんだよな...」 青年
「それじゃあなたが日本語を使えるようにしてください」 私
「僕はできるけど面倒だから...」 青年
「できるなら、お願いだからやってください」 私
「責任者と相談...」 青年
「・・・」 無言で100ルピー(300円)差し出す私 TT
少しトラブルもありながら、
「深い河」についての情報検索をします。
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約1時間ほどかかったでしょうか、
結果、非常に残念なことに、
その場所***は遠藤周作先生の創作だと分かりました。
ネットカフェの前で待ってるディパックに一言。
「***はフィクションだったぞ!」
すると間髪いれずに彼の返事
「場所なんてどこでもいい!
きっと楽しい旅行になってたよ フク!」
しかし一声10000ルピーとは
なかなか勝負に出たもんだ。
バナラシ三日目は天気が悪く、
朝から雨が降っていました。
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