「どこかいいホテルを知らないか?」
高級ホテルはさておき、
インドのホテルにバスタブはありません。
シャワーがあるだけ。
しかも私が泊まったホテルは冷水しか
出なかったんです。
「知ってるよ!」 ディパック
「じゃそこに案内してくれ」 私
もう陽は暮れていました。
ホテルに向かうためにディパックがボートに乗ろうと私を誘う。
夜のガンジス河はとても静かです。
バナラシ側に明かりが見える。
火葬場の火が大きく燃えていました。
ボートは静かに水の上をすべって行きます。
怖かったんですが、
ちょっと勇気を出してその河に手をつけてみたんです。
なんだか冷たくて心地よい感じがしました。
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さてホテルに到着。
ここから毎度お決まりの会話。
「いくらだ?」
「カギはかかるのか?」
「シャワーはあるのか?」
「部屋を見せてくれ」
ディパックの紹介してくれたホテルは
悪くなかった。
一泊50ルピー(150円)
温水のシャワーもちゃんと出たし、
小さなレストラン(食堂)もついている。
OKならば宿帳にサインをします。
宿帳にはパスポ-ト番号を記入しないといけない。
パスポート番号は暗記していました。
パスポートはいつも首からつるした袋に
現金と一緒にいれていたので、
パスポートを取り出す時、
現金を見たモノが強盗に豹変するのを
恐れていたのでした。
アメリカでキャシュコーナーで20ドルを
引き出した日本人の女性が、
背後にいた男に撃ち殺された。
男は20ドルが欲しかった。
日本人にとって約2000円。
2000円で奪われた命。
ディパックにお礼を言うと、
「フク。明日も迎えに来るから。」
という返事を残して彼は帰っていきます。
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さて今度はホテルのオーナーが私に近づいてくる。
「あいつはやめておけジャパニ」
「ガイドが必要なら俺がしてやる!」
本当に毎度毎度の事なので笑ってしまいます。
日本人はよほど素敵な上客なのでしょう(笑)
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そのホテルで食堂に向かう途中のこと
階段がせまくて天井が低いんです。
前を歩いていたスキンヘッドの黒人が天井に頭をぶつけて
「ファック!」
そして食堂からの帰りにも同じ場所で頭をぶつけて
「OH!ファック!」
もうおかしくておかしくて...
バナラシ二日目の夜でした。
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