バナラシにて その5

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「どこかいいホテルを知らないか?」
 
 
  高級ホテルはさておき、
  インドのホテルにバスタブはありません。
  シャワーがあるだけ。

  しかも私が泊まったホテルは冷水しか
  出なかったんです。
 
 
 
 「知ってるよ!」 ディパック
 
 
 「じゃそこに案内してくれ」 私
 
 
 
もう陽は暮れていました。
ホテルに向かうためにディパックがボートに乗ろうと私を誘う。
 
 
  夜のガンジス河はとても静かです。
 
 
  バナラシ側に明かりが見える。
 
 
  火葬場の火が大きく燃えていました。
 
 
  ボートは静かに水の上をすべって行きます。
 
 
怖かったんですが、

ちょっと勇気を出してその河に手をつけてみたんです。
なんだか冷たくて心地よい感じがしました。

  ・ 
  ・ 
  ・

さてホテルに到着。
ここから毎度お決まりの会話。
 
 
 「いくらだ?」
 
 
 「カギはかかるのか?」
 
 
 「シャワーはあるのか?」
 
 
 「部屋を見せてくれ」
 
 
ディパックの紹介してくれたホテルは
悪くなかった。


 一泊50ルピー(150円)
 
 
温水のシャワーもちゃんと出たし、
小さなレストラン(食堂)もついている。
 
 
  OKならば宿帳にサインをします。
  宿帳にはパスポ-ト番号を記入しないといけない。

  パスポート番号は暗記していました。

  パスポートはいつも首からつるした袋に
  現金と一緒にいれていたので、

  パスポートを取り出す時、
  現金を見たモノが強盗に豹変するのを
  恐れていたのでした。
 
 
  アメリカでキャシュコーナーで20ドルを
  引き出した日本人の女性が、
  背後にいた男に撃ち殺された。

  男は20ドルが欲しかった。

  日本人にとって約2000円。
  2000円で奪われた命。
 
 
  
ディパックにお礼を言うと、
 
 
 「フク。明日も迎えに来るから。」
 
 
という返事を残して彼は帰っていきます。

  ・ 
  ・
  ・

さて今度はホテルのオーナーが私に近づいてくる。
 
 
 「あいつはやめておけジャパニ」
 
 
 「ガイドが必要なら俺がしてやる!」
 
 
本当に毎度毎度の事なので笑ってしまいます。
日本人はよほど素敵な上客なのでしょう(笑)

  ・
  ・ 
  ・

そのホテルで食堂に向かう途中のこと

階段がせまくて天井が低いんです。
前を歩いていたスキンヘッドの黒人が天井に頭をぶつけて
  

 「ファック!」
 
 
そして食堂からの帰りにも同じ場所で頭をぶつけて
 
 
 「OH!ファック!」
 
 
もうおかしくておかしくて...

バナラシ二日目の夜でした。
 
  
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このページは、ikuが2008年1月23日 00:39に書いたブログ記事です。

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