インドで出会った日本人旅行者は
大きく分けて2種類のタイプに別れます。
・日本人と接触する事を極力嫌うタイプ
多分一匹狼なのでしょう
・日本人を見つけたら近寄ってくるタイプ
ディパックと昼食を取っていた時のお話です。
レストランで会った日本人の彼は後者でした。
真っ黒に日焼けした顔。
少し神経質そうに顔をしかめるクセがありますが、
言葉は大変ていねいです。
年齢は25歳くらい。
「失礼ですが日本の方ですか?」 と彼
「一緒に食事をしても良いですか?」 と彼
「もちろん、どうぞ!」 と私。
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私の横にはディパックがいました。
いきがかり上3人で食事をすることに...
そしてディパックがトイレに立った時。
「インド人を信用してはいけません」
「あなたはインドの怖さを
知らないだろうけれど私はインドに詳しい」
「10万円でインドに一年滞在している」
もうマシンガンのような勢いで一方的に話します。
多分淋しかったのでしょう。
私は聞き役にまわります。
「円とルピーの交換レートは...」
「デリーは病んでいる」
「バナラシを明日発つつもり...」
「旅は一人が最高!」
トイレから戻り、
空気を読んだディパックが別のテーブルに
自分の食事を持って移動。
熱心に話している彼はその事にさえ気付かない。
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コミュニケーションって、
会話のキャッチボ-ルじゃないですか。
そんな一方的に話さなくても...
つきあいの下手なヒトだ。
だからインドで自分を探しているのかな?
まだまだ話は続きます。
そして30分くらい一方的にまくしたてた後、
まだ自分の食事が来ないことに腹を立て、
「食事を早く持ってこい!」
って怒ってしまいました。
ここはインド。
インドに馴染めばいいのに...
でもすぐに思い直したんです、
これが彼のインドなのだと。
ディパックが少し悲しそうな眼で彼を眺めていました。
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